JR北海道とJR東日本は10日、北海道新幹線に関して、外出自粛の段階的緩和の状況を鑑み、7月1日から運転を再開すると発表した。JR北海道は6月14日から快速「エアポート」の減便列車をすべて運転再開し、7月1日から残りすべての減便列車の運転を再開することも発表している。

  • 北海道新幹線では、新青森~新函館北斗間で運休していた一部の定期列車が7月1日から運転再開する

北海道新幹線は新型コロナウイルス感染症の影響により、5月28日から新青森~新函館北斗間で一部の定期列車を運休していた。7月1日以降、同区間で運休となっていた下り「はやぶさ7・19・29号」・上り「はやぶさ14・32・44号」の計6本について、東京~新函館北斗間での運転を再開する。「はやぶさ19号」の運転再開にともない、「はやぶさ23号」の奥津軽いまべつ駅への臨時停車と、木古内駅、新函館北斗駅での時刻変更は6月30日で終了。7月1日から通常ダイヤで運転する。

指定席は7月1~8日の分を6月18日5時30分から半ばい開始し、7月9日以降に運転される列車の発売日は決まり次第、告知される。なお、7月19日までの毎週日曜日、北海道新幹線は青函共用走行区間の保守工事にともない、「はやぶさ43号」「はやて100号」が新青森~新函館北斗間で運休となる。

快速「エアポート」は6月14日からすべての列車を運転し、現在の毎時4本から毎時5本の運転となる。特急「ライラック」は6月14日以降、2本の追加減便を取りやめる。特急「北斗」2本、「大雪」4本、「サロベツ」2本と、小樽~江別間の普通列車4本の追加減便は計画通り実施される。

7月1日からは、「3密状態」を回避するべく、JR北海道で減便中だった列車をすべて運転再開する予定。特急列車は「ライラック・カムイ」10本、「大雪」4本、「サロベツ」2本、「すずらん」4本、「北斗」6本、「とかち」6本の計32本、普通列車は4本、ホームライナーは1本が運転を再開する。指定席は6月11日5時30分に発売する。