エン・ジャパンは6月10日、「オンライン就活」に関する調査を発表した。調査は5月22~29日、2022年に卒業予定の大学生/大学院生669人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず「オンラインでの就活イベントで参加したことがあるものを教えて下さい」と尋ねると、「就活セミナー」(84%)、「企業説明会」(55%)、「グループディスカッション」(28%)、「選考面接」(23%)、「少人数での座談会」(21%)、 「企業の方との個別面談」(16%)、「インターンシップ」(12%)という結果に。
そして、「オンライン就活をすることについて、メリットとデメリットどちらを感じますか?」と聞いたところ、「メリットを感じる」(30%)、「どちらかというとメリットを感じる」(40%)、「どちらとも言えない」(15%)、「どちらかと言うとデメリットを感じる」(111%)、「デメリットを感じる」(4%)となった。
そして、具体的なメリットでは、「地方に住んでいるため、オンラインのほうが交通費もかからず、参加しやすい」、「チャットで同年代同士で悩みを共有できる」、「理系院生なので研究室との両立を考えると、頻繁にオフラインイベントに出向くのは難しい。オンラインだと、隙間時間で見ることができてありがたい」などの声が寄せられた。
また、デメリットとしては、「採用に直結するような最終の面接などがオンラインだと、本来の自分が伝わらないのではないかと心配」、「実家で親などに聞かれるところで面接を受けるのが居心地が悪い」、「説明会や面接において実際に対面で会うよりも獲得できる情報量が少ないように感じる」などの声があった。
続けて、「オンラインでの参加に抵抗がある就活イベントは何ですか?」と聞いてみると、「最終面接」(67%)、「インターンシップイベント」(48%)、「2次選考~最終面接の1つ前」(38%)、「少人数での個別面談」(19%)、「企業の方との個別面談」(17%)、「大人数での企業説明会」「すべて対面(オフライン)が良い」「就活セミナー・イベント」(4%)、「1次選考」(3%)、「すべてオンラインが良い」(9%)という結果になっている。