アイペット損害保険このほど、「保険金請求が多い傷病(※)のランキング」を発表した。2019年1月1日~12月31日、アイペットの保険金請求データ4万6,933件を元にランキング化している。

  • 保険金請求が多い傷病ランキング【総合 通院・入院・手術を総合した保険金請求件数】

犬の保険金請求が多い傷病ランキング(通院・入院・手術を総合した保険金請求件数)1位は「皮膚炎」、2位は「外耳炎」だった。以下、「胃腸炎」「下痢」と、飼い主が変化に気づきやすい傷病が続いている。猫では1位が「下痢」、2位が「皮膚炎」、3位が「腎臓病」となっている。犬は「皮膚炎」、猫は「下痢」が3年連続で最多だった。

傷病傾向別に見ると、昨年と同様に、犬猫ともに「胃腸炎」「下痢」「嘔吐」などの消化器系疾患、猫の場合は、「腎臓病」「膀胱炎」「尿石症」など泌尿器系疾患が多かった。 保険金請求が多い傷病ランキングを見ると、犬の1位は昨年と同様に「腫瘍」だった。猫の1位も、昨年同様「異物誤飲」となっている。

犬の手術ランキング1位の「腫瘍」は、症状や腫瘍の種類、治療法によって処置は異なるが、皮膚腫瘍を手術で取った場合、9万400円の診療費が発生することがあるという。

猫の1位である「異物誤飲」の手術例では、開腹手術の場合22万800円の診療費が発生することがあるとのこと(同社の支払データに基づき、傷病ごとの診療ケースを想定して獣医師が算出した参考金額)。

  • 保険金請求が多い傷病ランキング【手術】

年齢別の保険金請求が多い傷病ランキングでは、昨年同様、犬猫ともに0歳では「下痢」が最も多かった。犬では「外耳炎」「皮膚炎」「胃腸炎」、猫では「結膜炎」「皮膚炎」「胃腸炎」と炎症を起こす疾患がそれぞれ上位に入ってきている。

  • 保険金請求が多い傷病ランキング【年齢別・総合 通院・入院・手術を総合した保険金請求件数】

※疾病(病気)と傷害(ケガ)を総称した呼称