フィンランドのセキュリティ企業であるF-Secure(エフセキュア)は6月9日、モバイルデバイス用の個人情報漏えい対策ソフトウェア新製品「F-Secure ID PROTECTION」を販売開始した。F-Secure TOTALの一部として提供され、AndroidおよびiOSデバイス向けに月額 / 年額 両方の料金プランが用意される。
「F-Secure ID PROTECTION」は、各種オンラインサービスで使用しているメールアドレスやパスワードがハッキングにより流出、またはオンラインサービスの提供元から漏えいした際にアラートを出し、それらが悪用される前に最適な対策を提示するサービスと、複数デバイス間共通で使用できる強力なパスワードの生成 / 管理という2つの機能を提供する製品。
アラート機能に関しては、個人情報が流出データの一部として発見された場合などに即座にアラートを出し、その対応方法を表示する。また、パスワード管理機能では、パスワードを自動生成し対象デバイスで自動同期/自動入力を実現するという。1つのライセンスで5つのメールアドレスを監視でき、5台までのインストールとパスワード同期に対応する。
料金は、月額プランが新規契約ユーザーの場合で585円 / 月、F-Secure KEYユーザーの場合で499円 / 月。年額プランは新規契約ユーザーの場合で4,950円 / 年、F-Secure KEYユーザーの場合で3,499円 / 年(いずれも税込)。