NHKは9日、大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)の収録を今月30日より再開すると発表した。本作は、新型コロナウイルスの影響により4月1日より収録を休止していた。
主演の明智光秀役・長谷川博己は、同局を通じて「21回の放送終了からしばらく休止いたします。楽しみにしていただいている方々がたくさんいらっしゃることは、何気ない日常の中、お声掛けいただいたり、ひしひしと感じています。この流れを一度止めてしまうのは誠に心苦しいのですが、ご存じのように撮影も休止中で撮り溜めたものがない状況となっています」とコメント。
「ただ、撮影再開の目処は立っており、その日に向かいスタッフ・キャスト一同、安全面を十分考慮した上で準備しております」とし、「全44回、何とか放送していきたいと思っておりますので、今後の『麒麟がくる』明智光秀のミステリーの顛末を、楽しみに、どうか大らかなお気持ちでお待ちいただければと思います。皆様の健康とともに、麒麟がくる日を願って」と呼びかけた。
同局は、「収録にあたっては、『感染防止のための制作マニュアル』に基づいて行い、放送開始時期については、収録再開後の状況を見ながら、判断してまいります」と説明。連続テレビ小説『エール』、および『おちょやん』については、「現在、収録再開に向けて準備を進めいているところです」としている。