ベビーカレンダーはこのほど、「コロナ禍における第2子以降の妊娠」に関する調査結果を発表した。同調査は5月23日~24日、経産婦703名を対象にインターネットで実施した。
2016年5月23日~2019年5月23日に出産し、現在妊娠中ではない経産婦に、新型コロナウイルス感染症が流行する前、2人目以降の妊娠を希望していたか尋ねたところ、24.4%が「とても希望していた」、23.3%が「まあ希望していた」と回答した。合わせると、約5割の経産婦が第2子以降の妊娠を希望していたことがわかった。
第2子以降の妊娠を希望していた人に、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、妊活の状況や今後の妊娠への考えに変化があったか聞くと、15.4%が「とても変化があった」、22.0%が「まあ変化があった」と答えた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、妊活の状況や今後の妊娠に対する気持ちの変化があったと回答した人に、具体的にどのように変化したか聞いたところ、57.2%が「妊活や不妊治療を一旦休止した」、22.6%が「妊娠を諦めることにした」、6.5%が「妊活や不妊治療の開始を延期した」と答えた。
この結果から、新型コロナウイルス感染拡大の影響により妊活や不妊治療を休止・延期した人、妊娠を諦めた人は、第2子以降希望者の約32%になることがわかった。
第2子以降の妊娠を延期、および諦めた人に具体的な理由を聞くと「妊婦になると薬が飲めないし、胎児への影響が怖い」「妊婦や新生児が新型コロナウイルス感染症にかかった場合の治療法や症例がわからない」「立ち会い出産や、産後入院中に家族の面会ができないのはネック」「経済的な不安が増えたため」といったコメントが寄せられた。
2016年5月23日~2019年5月23日に出産し、現在妊娠中ではない経産婦703名に、新型コロナウイルス感染症が流行中の現在、2人目以降の妊娠を希望しているか質問したところ、14.7%が「とても希望している」、24.4%が「まあ希望している」と回答した。新型コロナ流行前は約5割が妊娠を希望していたが、流行中は約4割にとどまっている。