俳優で歌手の山下智久がメインキャストとして参加している日欧共同製作ドラマ『THE HEAD』(6月12日世界公開、日本では同日22時からHuluオリジナル連続ドラマとして配信 ※全6話)のバーチャル記者会見が4日に開催され、山下も日本から出席した。
本作は、辺境の地にある南極の科学研究基地が舞台にした極限心理サバイバル・スリラー。陸の孤島ともいえる南極の基地で、極限状態に置かれた人間たちが壮絶な心理合戦を繰り広げる。
当初、6月上旬にスペインで製作発表記者会見を開く予定だったが、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で、急きょバーチャル記者会見に変更した。
John Lynch(ジョン・リンチ)、Alexandre Willaume(アレクサンドル・ウィローム)、Katharine O’Donnelly(キャサリン・オドネリー)、Laura Bach(ローラ・バッハ)、山下智久ら主要キャストと、製作総指揮のテレム、Jorge Dorado(ホルヘ・ドラド)監督、脚本のDavid Pastor(デヴィッド・パストール)ら製作陣が、世界各地からオンラインで出席。取材媒体もスペイン・イタリア・フランス・中南米・シンガポール・マレーシア・台湾・香港・フィリピンなど各国から参加し、グローバルで新しい会見となった。
キャスト陣は口をそろえて、『THE HEAD』の軸となる“何層ものベールに包まれた人間の本質を突く物語”、そして“最後まで何がどう転ぶか分からないストーリー構成”を絶賛。製作総指揮のテレムも「登場人物たちが本当のことを言っているのか分からない上に、被疑者が誰かも分からない、画期的なストーリー展開だと思います」と自信をのぞかせると同時に、「それぞれ違う母国とアクセント、演技スタイルを持った、素晴らしいキャストが集まって圧巻のアンサンブルを繰り広げ、ドラマにエネルギーを注入してくれています。ホルヘ監督の手腕も素晴らしいです」と、キャスト&スタッフの功績を称えた。
そんな中、劇中で恋愛感情を育んでいくマギーとアキを演じるオドネリー&山下への注目度も高く、記者からは「どうやって関係性を築いていったのか?」という質問も。オドネリーが「普段から一緒にいるようにしました。本当に“はじめまして”の関係で、お互いを知る良い機会だったので、それぞれのキャラクターや文化について話し合いました。現場ではトモのそばにベッタリでした(笑)」と明かせば、山下も「本当に素晴らしい女優さんで、仕事がしやすかったし、2人の関係性は画面を通して感じていただけるはずです。世界中の皆さんと、この物語を共有できることに、とても興奮しています」と力を込めた。
また、山下が作詞も手掛けた新曲「Nights Cold」(7月15日シングルリリース&世界配信)がエンディングテーマ曲に決定したことも話題に。ドラマのロケは昨年、スペイン・テネリフェ島とアイスランドで行われたが、エンディングテーマを担当することについては「『THE HEAD』のロケをしている時点ではまだ決まっていなかった」と山下。だが、撮影時の経験は大きく、エンディングテーマを作る上では絶対に外せない原体験だったようで、「実際に作詞をするときはずっと、ロケで訪れたアイスランドの風景を思い出しながら取り組みました」と明かした。
■山下智久コメント
世界の皆さんと、この物語を共有できることに、とても興奮しています。僕が演じたアキのキャラクター性については、ホルヘ監督とランとたくさん話をしました。そうやって彼のバックグラウンドをつかんだ後、自分で役の名前を考える機会を頂けたので、「アキ」という名前に決めました。「アキ」は日本語で「秋」――熱くも寒くもなる季節です。アキは頭が良く、強くて直感的。仕事にもいつも一生懸命だと思います。と同時に、ミステリアスな面も隠し持っていて、とても興味深い人物。皆さんもきっとワクワクすると思います。
アキと愛情を深めていくマギーを演じたキャサリンは、本当に素晴らしい女優さんで、仕事がしやすかったし、2人の関係性は画面を通して感じていただけるはずです。
今回はありがたいことに、僕の新曲「Nights Cold」が『THE HEAD』のエンディングテーマ曲として流れます。エンディングテーマを担当することは、『THE HEAD』のロケをしている時点ではまだ決まって