女優の平祐奈が主演する、テレビ宮崎開局50周年の連続ドラマ『ひまわりっ~健一レジェンド~』(『UMKスーパーニュース』内、月~金曜18:45~19:00 ※全10話)が1週目の放送を終え、好調なスタートを切った。

  • 高橋克典(左)と平祐奈=テレビ宮崎提供

宮崎出身の東村アキコ氏の同名漫画が原作の同ドラマ。南国・宮崎を舞台に主人公・アキコ(平)が、突拍子もない言動で周囲を困惑させるマイペースな父親・健一1号(高橋克典)と、植物にやたらと詳しい超天然な彼氏候補・健一2号(井上祐貴)に振り回されながら、漫画家を目指す姿を描いている。

全国192万台のスマートテレビの視聴ログを分析できる「Media Gauge TV」(インテージ)によれば、宮崎県での第1話~第3話の平均接触率は20.9%を記録した(前週同時刻は17.2%)。

圧巻なのは、破天荒な健一1号を演じる高橋。「予測不可能。支離滅裂。人の気持ちに土足であがり、踏み荒らしたうえに、唐突に去っていく男」という説明どおり、怒涛の動きと絶叫を繰り出していく。健一に振り回される人たちの“フラッシュ白目”リアクションのCG演出も秀逸だ。

そんな健一だが、話し言葉が敬語のため、決して“ただのうるさいおじさん”にならない。どんなにめちゃくちゃな言動でも、愛されキャラクターになっており、SNSでは「健一パパの強烈キャラに圧倒されました」「高橋克典さんのコミカルな演技がなかなかいい」といった声が上がっている。

きょう8日放送の第6話から、後半戦がスタート。井上は、自身の役柄について、「健一2号は口数が少なくて、無表情なキャラクターというイメージをお持ちの方が多いかなと思います。ですが6話からはアキコとの関係、そして他のキャラクターとの絡みも増え、イメージが変わっていくと思うので、特にアキコとの恋の行方に注目しながら観ていただけたらと思います」と予告する。

また、「宮崎ロケは気候も良くて本当楽しかったので、落ち着いたらまた行きたい場所の1つになりました。このドラマを見て皆さんが少しでも元気になったり明日も頑張ろうと思ってもらえたらすごくうれしいです」と呼びかけた。

8日からは、TVer、FOD、カンテレドーガ、GYAO!で、第1話から1話ずつ配信し、全国でも視聴可能。現地のグルメ情報なども随所に登場しており、都道府県間の往来が以前のように戻ったら、宮崎に行きたくなる人が続出するだろう。