歌手・俳優の吉川晃司が、主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『探偵・由利麟太郎』(16日スタート、毎週火曜21:00~ ※全5話)のメインテーマとエンディングテーマを書き下ろした。
楽曲のタイトルは、メインテーマが「Brave Arrow」、エンディングテーマが「焚き火」(いずれも、16日に配信限定リリース)。“都会という荒野を彷徨うカウボーイ”という、役を演じる上でも吉川が大切にしていた「由利麟太郎」のイメージを意識して制作された。
「焚き火」の歌詞はわずか2行で、ほぼ全編がスキャットという、吉川にとっても初の試み。「当初からスキャットでいきたい、歌詞はほとんどいらないなと思っていたんですよ。スキャットは自分のスタジオでデモテープを録った時にラフに歌ったままのものなんです。スタジオできっちり歌ったら、あの雰囲気は出せませんから。イメージとしては由利麟太郎が歌っている感じです」と語る。
また、弓で矢を射る武道・弓道の心得もある由利の人物設定から、「犯人を追い詰めることと“正鵠を射貫く”ことも重なるので。ならば矢がいいんじゃないか」と、楽曲タイトルや歌詞には「矢=Arrow」が由利を象徴するキーワードとして使われている。
吉川は「あくまでもドラマに合った曲をという意識で制作にのぞみました。映像作品にプラスの要素をもたらす楽曲でなければ、本末転倒ですから。そこに吉川晃司のイメージは必要ない。あくまでもイメージしていたのは由利麟太郎。ドラマを制作されている方がイメージしている理想の曲の延長線上で、できることならばよりパワーアップできるようにと努めました」と話している。