タレントの鈴木紗理奈が7日、TBS系情報番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜10:00~11:22)に生出演。米ミネソタ州で、黒人男性が白人警察官に首を膝で押さえつけられて窒息死した事件が発生したことを発端に、人種差別に反対する抗議運動が広がっていることについて言及した。

鈴木紗理奈

多くの芸能人もSNSを通じて人種差別に抗議。紗理奈も自身のインスタグラムで「一連の動画を見て2人で号泣しました。悲しくてたまらない。とても胸が痛みました。リオトは手を合わせて祈りながら泣いていました」と息子と映像を見たことを明かし、「わたしたち日本人には少し馴染みがないかもしれない人種差別問題。でも、こんなに世界が近くなった今、世界中の人と繋がれる今、わたしたちも知るべきだと思います。そして、アジア人でもあるわたし達の問題でもあるかもしれません。わたしは、いかなる差別もあってはならないと思っています」と訴えた。

番組では、芸能人が政治的問題や社会的問題について発言をすることに一部で批判の声も上がっていると紹介。街頭インタビューも行い、「無責任。適当なことばかり言い過ぎ。芸能人がアメリカで生活していて向こうの文化をちゃんと知っているんだったらそういう発信もありですよ。ちょっとした情報だけで言うのはなしですよ」という男性のコメントなどが伝えられた。

この男性のコメントに不快感をあらわにした紗理奈は「私は20年くらいレゲエ音楽をやらせてもらっていて、レゲエを通して黒人の方々の文化を知って、黒人のカルチャーを身近に感じていたんです」と説明。「(投稿した人たちは)みんな海外に関わりがあったり、ブラックカルチャーが近くにある人たちばっかりだったので、みんなそれなりに気持ちを動かされた人たちがやっている」と話した。

そして、「それを気軽にやっていると言っていたサラリーマンとか、お前こそ調べろよって思った。その芸能人が普段どういう活動をしているのか見たら全部納得する人やったのに、それをわからずに芸能人やから言ったあかんって…」と反論し、「芸能人が発言するのは安全のためによくないって言うけど、それやったら何言ったらいいのよ。それで嫌いになられても構わないっていう覚悟がみんなあったと思います。それぐらい大事な問題」と強い口調で述べた。