ソノヴァ・ジャパンはこのほど、「働くシニアと聞こえに関する調査」の結果を明らかにした。同調査は4月25日~26日、50~70代の働く男女400人にインターネットで実施したもの。

  • あなたはシニア起業顧問(起業のアドバイザー的な役割を担う存在)になれるならなりたいと感じますか?

シニア企業顧問(企業のアドバイザー的な役割を担う存在)になれるならなりたいと思うか尋ねたところ、男性は40.5%が「非常に感じる」「なりたいと感じる」と答えた。「興味がある」を加えると、67.0%が関心を持っていることがわかった。一方、女性が「非常に感じる」「なりたいと感じる」と答えた割合は17.0%で、「興味がある」を加えても46%と少なかった。

シニア企業顧問について、どのようなイメージを持っているか聞くと、男女ともに「コミュニケーション/交渉能力が高い」が最も多かった。「仕事をバリバリこなし、スマートに働いている」「頭脳明快で切れ者」という回答も多い。「立派な考えを持った人格者」という回答は、男性の方が10ポイント以上女性よりも多かった。

  • あなたはシニア企業顧問に対してそのようなイメージを持っていますか?

聴力の変化を感じるか尋ねたところ、男性は48.0%が「聞こえづらくなった」「どちらかと言うと聞こえづらくなった」と回答した。一方、女性で「聞こえづらくなった」「どちらかと言うと聞こえづらくなった」と回答したのは35.0%で、男性より10ポイント以上低かった。

仕事中のどういったシーンで「聞こえづらさ」を感じているのか尋ねると、男性で最も多かった回答は「職場仲間との談笑中」(59.4%)だった。女性では、「電話中」(52.9%)が最も多い。

  • 「以前よりも聞こえづらくなった」と回答した人は仕事中だとどういったシーンで感じますか?

聴力が向上すれば仕事の効率も良くなると感じるか聞くと、56.0%が「感じる」と回答した。

シニアのサポートグッズの中で使用に抵抗があるものを聞いたところ、2位の「インプラント」(108人)を大きく引き離し、「補聴器」(241人)が1位だった。

  • シニアのサポートグッズの中で使用に抵抗があるものは何ですか?

補聴器に何が備わっていれば装用を考えるか尋ねると、「装着時に邪魔にならない小型・軽量性」(59.8%)が最も多く、「雑音や必要のない音を除き、クリアな音が確実に聞ける機能」(53.0%)、「補聴器と気付かないほど洗練された高いデザイン」(45.0%)が続いた。

補聴器にデザイン性を求めるかという設問には、全体の66.8%が「求める」と回答した。企業顧問に興味があると回答した人では、74.3%が「求める」と答えている。