俳優の青木崇高が出演するNHKのリモートドラマ『Living』の第4話が、きょう6日(総合 23:45~24:00)に放送される。本作には、青木の妻で女優の優香も声で出演する。
『東京ラブストーリー』(フジテレビ)、『Mother』(日本テレビ)、『カルテット』(TBS)などで知られる坂元裕二氏が脚本を手掛ける本作は、15分×4本のオムニバス。第1話には、広瀬アリス・広瀬すず姉妹、第2話には永山瑛太・永山絢斗兄弟、第3話には中尾明慶・仲里依紗夫妻、第4話には青木崇高・優香夫妻が出演し、また、作家役の阿部サダヲとドングリ役の壇蜜が全話に出演する(優香と壇蜜は声の出演)。
とある奇才・小説家の想像の世界として、奇想天外な秘密を抱えていてる4つの家庭を描く本作。青木と優香が出演する第4話は、出産直後の妻に風邪をうつさないよう、自室に籠もって過ごしている夫の物語。会社を休み、ぼーっとテレビを見ていると、ある野球中継が目に留まる。野球の試合は自粛されているはずなのだが……。
青木は、「空間的には一人芝居ではあるのですが、坂元さんの本のおかげで孤独ではありませんでした。キャラクターが成立するための感情や、その人が生きてきた道筋がちゃんと描かれていますし、奥さんがモニターの向こうにいるという細かい設定があって、一人ではないという状況を作ってくれていました。リモート画面の向こうに大勢のスタッフさんもいらっしゃったので、一人という感覚はありませんでした」と収録の感想をコメント。
「単純にすごく感動して泣けました。注目される側ではない人生のストーリーを掘り下げていて、共感もしましたし、引き込まれました。まさかのタイミングではあるけれど、ずっと心の底にこびりついていた出来事に向き合わせてもらえたこの人は幸せな人なんじゃないかと思います。ファンタジーな部分もあるんだけれども、とてもリアリティのある、本当にすごく素敵な脚本ですよね」と脚本を絶賛した。
そして、「見どころは映像だけでなく、制作する段階から始まっていると思います。リモート制作でドラマを作るということ自体、すごく考えることがありました。やはりドラマはいろいろな事が落ち着いてから撮影する方が良いんじゃないかという思いもあったんですけれど、最終的には制作の意欲に乗りたいという思いで引き受けさせていただきました。この時期にこのドラマを制作したという姿勢も見どころというか、誇らしいことになったらと思います」と見どころを伝え、「間違いなく自分の人生に残るドラマになるので、しっかり向き合いたいと思って頑張りました」と本作への思いを明かした。
なお、広瀬アリス&広瀬すず姉妹出演の第1話と、永山瑛太&永山絢斗兄弟出演の第2話は5月30日に放送され、中尾明慶&仲里依紗夫妻が出演する第3話は6月6日(23:30~23:45)に放送される。
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