テレワーク開始当初、5割が「スムーズに仕事できなかった」 - 理由は?

エン・ジャパンはこのほど、「テレワーク実態調査」の結果を明らかにした。同調査は4月16日～5月20日、正社員勤務を希望する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」の女性ユーザー879名を対象にインターネットで実施したもの。

テレワークという働き方を知っているか尋ねたところ、「言葉も意味も知っている」(89%)という回答は、2020年1月時点(40%)に比べ2倍以上に増加した。これまでにテレワークで働いた経験はあるか聞くと、34%が「経験がある」と答えている。2020年1月と比べ、25ポイントアップした。

テレワークで働いたことがあると答えた人にテレワークで働いたきっかけを尋ねると、圧倒的に「新型コロナウィルスの影響」(78%)という回答が多かった。

テレワークで働いたことがある人にテレワーク開始当初からスムーズに仕事ができたか聞くと、48%が「できなかった」と回答した。その理由を尋ねると、「仕事をする環境」(52%)、「インターネットの接続環境」(45%)、「上司・同僚とのコミュニケーション」(34%)が多くを占めた。

今後、テレワークで働きたいと思うか聞くと、76%が「テレワークで働きたいと思う」と回答した。テレワークの経験の有無で比べると、経験者は84%、未経験者は74%が「テレワークで働きたいと思う」と回答している。

今後、テレワークで働きたいと思うと回答した人にその理由を聞くと、「通勤のストレスがなくなるから」(75%)、「ウイルスなどの感染予防になるから」(70%)といった回答が多かった。

一方、テレワークで働きたいと思わないと回答した人の理由としては、「仕事とプライベートの境目が曖昧になるから」(63%)、「テレワークでできる仕事ではないから」(50%)が多くなっている。