BSテレ東は12日に『武田鉄矢の昭和は輝いていた 語りが沁みる名曲2時間スペシャル』(19:00〜)を放送する。
同番組では、語りがある曲の含まれている昭和の名曲にクローズアップ。“語りが沁みる名曲”の魅力をひも解きながら、実際に数々の名曲を振り返っていく。ゲストに250万枚以上を売り上げる大ヒット曲「花街の母」をはじめ、語りがある曲が10曲以上あるという金田たつえ、自身の曲だけでなく語りがある曲を幾つもカバーしているという松原のぶえ、おなじみ合田道人の3人を迎え、歌手の視点から語りへの思いを披露。さらに語りの曲と言えば海援隊の「母に捧げるバラード」ということで、武田鉄矢本人が「なぜほぼ語り調の曲にしたのか?」「母と息子のエピソード」と、大ヒット曲の誕生秘話を語る。
金田たつえコメント
深ーーーいことをたっくさんここに来て勉強させて頂けてよかったです。
合田道人 コメント
楽しかったです! セリフ歌謡の歴史を見ながら、歌ってセリフが入ったほうがより説得力があるんだなっていうものを感じました。東海林太郎から、海援隊の「母に捧げるバラード」まで、たくさんの蔵出し映像が出てきます。最高なのは、金田たつえさんの「花街の母」だったり、「岸壁の母」だったり、「母に捧げるバラ―ド」だったり...お母さんのセリフの歌がすっごく響いて。隣で(松原)のぶえちゃんが泣きだして、僕のハンカチを持っていきました(笑)。
松原のぶえ コメント
セリフが入ることで歌が大きく変化するんだなということに、改めて気づかされました。セリフによって、ただの歌じゃなくてドラマに変わっていくことを思い知ったり、ふるさとや家族、恋人を思い出させてくれる作品があるということが、ものすごくよくわかったというか。歌にはセリフもうんと必要なんだなということを思いました。
統括プロデューサー・橋本かおり(BSテレ東制作局) コメント
昭和の歌謡曲には”語り”が効いているヒット曲が少なくない。
歌姫・美空ひばりは「リンゴ追分」の中の「語り部分を”間奏で語る詞を入れたい”とわずか14歳で作詞家に提案したそうだ。娘が亡き母を想って”お母ちゃんのことを思い出しておらおら...”と嘆く一人称の作品として出来上がった」
島倉千代子の”おっ母さんねえおっ母さん…”の語りで始まる「東京だョおっ母さん」もレコーディング当初はなかった部分。島倉千代子の母に語りかける演技力は素晴らしい。
そして、金田たつえさんの大ヒット曲「花街の母」も彼女の母の人生が語りの部分に表現されている。
と、番組終えると”母”と”語り”はベストマッチ?と思えてきました...。