お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、4日に放送されたMBSラジオ『アッパレやってまーす!』(毎週月曜~木曜22:00~)で、1日に芸能界引退を発表した元AKB48で女優の渡辺麻友との思い出を語った。
番組冒頭、加藤は「いやー今週さぁ、まゆゆが引退したね。俺、仕事してたからさ、『めちゃイケ』で」と渡辺の引退に言及。「『極楽まゆゆ』って、まゆゆと俺でケンカっていうパターンがあったわけ。思い出してね、その当時を。『爆烈お父さん』でまゆゆを回して、まゆゆの顔を蹴ったときは、1万件くらい俺の殺害予告きたって。そのあとから因縁みたいな形で、コントでまゆゆとケンカするみたいなのやってたんだけど」と振り返った。
そして、「ああいうのってあんまりリハとかやらないのね。想定台本みたいのがあって、現場でパッパッパッて合わせて本番っていう。でも、まゆゆの場合、しっかりやりたいと。1週間前にフジテレビのリハ室とって、今だから言うけど、2人でリハやったの」と明かし、「想定台本を全部覚えてきて、びっくりしたよ。一生懸命何回もやってさ。『加藤さんあそこどうしたらいいですか?』『わかりました』って。ほんと真面目に。こんな子いるんだって思った記憶があるの」と当時のエピソードを紹介。
「それを何回かやったんだよね、2~3回やったのかな。たびたびリハやるんだから。こんなアイドルの真面目なしっかりした子がいるんだなっていう記憶があるのよ。そういう意味では“ザ・アイドル”というかね、裏表が一切ない」と続け、「なんか感慨深いなと思って」としみじみ。「俺が思うのがさ、やっぱり適当なほうがこの世界生き残るんだよ。今の時代いろいろ言われたりするじゃない。深刻にとらえてしまう方も多いと思うんだけど、そこまで思わずにやったほうがいいのかな」とも語った。
さらに、「ほんとにいい子だったから。そのイメージしかないの。オンとオフをちゃんと切り替える子もいるじゃない。でも、(渡辺は)ほんと変わんなかったから。一生懸命さ。あんなのやりたくないよ、俺とケンカなんて。それをさ、前の日とかに想定台本もらって覚えてきて、現場で合わせて全部対応してくれて。あんないい子いないと思ったもん」と称賛し、「俺、意外にファンだったのかもな」と話した。