平成の時代に人気を博したTBSの伝説のアスリート番組『スポーツマンNo.1決定戦』が、8日に『令和に蘇る! スポーツマンNo.1決定戦 レジェンド』(21:00~22:57)として一夜限りの復活。競技の枠を超えたトップアスリートたちの真剣勝負が蘇る。

  • 総合No.1を勝ち取った歴代の猛者たち。左からケイン・コスギ、大畑大介、室伏広治、池谷直樹

今ではすっかりおなじみとなった「モンスターボックス」「ショットガンタッチ」「ビーチフラッグス」など多くのオリジナル競技を生み出し、トップアスリートたちがガチンコ勝負で数々の記録と記憶を残してきた『スポーツマンNo.1決定戦』。今回の放送では、伝説となった世界記録の瞬間や衝撃の対決シーンなど、各界から参戦した超人たちの世紀の激闘を届ける。

なかでも注目なのは、全35回の歴史の中で史上最高、伝説と称される2002年大会。出場したトップアスリートは、岩村明憲(野球)、大畑大介(ラグビー)、ケイン・コスギ(俳優)、照英(俳優)、タフィ・ローズ(野球)、中田大輔(トランポリン)、マイク・キャメロン(野球)、室伏広治(陸上・ハンマー投げ)(※50音順)ら。異業種の超人たちが各界の垣根を超えた壮絶なバトルを繰り広げた。伝説となった大会を制した選手とは。

そして、巨大跳び箱「モンスターボックス」の世界記録や、瞬発力とスピードが勝負となる「ショットガンタッチ」の世界記録達成のシーンなども紹介する。

さらに、平均最高視聴率25%超えを記録した、こちらも伝説の番組『筋肉番付』の衝撃の競技も。「バク転50m走」や「ハンドウォーク」(逆立ち版『SASUKE』)など今では考えられない驚きの競技や、長嶋茂雄vs王貞治の貴重な映像など、スーパースターたちの挑戦シーンをたっぷり放送する(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

放送にあたり、同番組に参戦したアスリートたちと、その勇姿を余すところなく伝え称えた古舘伊知郎から、思いのこもったコメントも寄せられた。

■大畑大介(ラグビー)
僕らマイナー競技の人間はメジャー競技の人たちと一緒にやれるという事で、野球やサッカーファンもたくさん観る。そこにどれだけインパクト与えるのかっていうのは凄く考えていました。だから自分が出る時はとにかく結果残さなきゃいけないっていう思いでやっていましたね。OA終了後の反響がものすごかったです。

■ケイン・コスギ(俳優)
スポーツマンNo.1決定戦は僕の「人生」そのものです。中でも2002年の大会は僕の全部が凝縮された大会ですね。2000年で初めて総合No.1になり、2001年は2位だったので凄い悔しかったので、本気で総合No,1をとるために1年間ずっと練習してました。メダリストの室伏広治さん、ディフェンディングチャンピオンの大畑大介さん、池谷直樹さんが集結した、過去最高レベルの大会だったと思いますね。

■池谷直樹(体操)
2002年大会はすごく調子が良くて、年齢的にも1番動ける歳でした。過去歴代で一番すごいメンバーがそろっている。その中でNo.1になるという思いでやっていましたし、すごいプレッシャーでしたが、特にケイン・コスギと照英には負けたくないという気持ちでした。得意の「モンスターボックス」は古舘さんの実況が聞こえなくなるくらい集中していました。間違いなく伝説に残る大会でしたしメンバーも最強でした。

■古舘伊知郎(総合実況)
今思えば、人間ドックならぬ身体能力ドック番組でしたね。一流の各ジャンルのアスリートが集結してチャンピオンを決める。でも、総合力の凄みだけではなく、各種目に特化された筋肉アスリートの色気が見える二層構造になっていて、特に2002年の大会は、本当に凄かったですね。『スポーツマンNo.1決定戦』を一言でいうと「筋肉ルネッサンス」だと思います。垣根を超えた各ジャンルのアスリートが集結し、未知の競技を楽しみながらやってくれたおかげで番組が成り立っていたのだなと痛感します。

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