近畿日本鉄道は2日、大阪難波~近鉄名古屋間などで3月14日から運転開始した新型名阪特急「ひのとり」に関して、すでに導入されている6両3編成に加えて6両4編成を増備し、6月13日から増発すると発表した。
大阪難波~近鉄名古屋間では、3月14日から「ひのとり」を使用した特急列車を1日6往復設定していた。6月13日以降、「アーバンライナー」で運転される特急列車の一部を置き換えることで「ひのとり」を増発。土休日に運休としていた特急列車3往復(「ひのとり」1往復を含む)についても、6月13日からすべて運転再開となる。
これにより、大阪難波~近鉄名古屋間で「ひのとり」を使用する特急列車を平日10往復・土休日11往復に増発。いずれも停車駅の少ないタイプの列車として運転される。
あわせて大阪難波~近鉄奈良間も平日の「ひのとり」を増発。「アーバンライナー」で運転される1往復を置き換えることにより、平日の大阪難波発近鉄奈良行2本(ともに夜間に運転)・近鉄奈良発大阪難波行2本(朝・夜間に1本ずつ運転)、計2往復が「ひのとり」となる。土休日の「ひのとり」は引き続き1往復運転される。
6月13日に運転される特急列車の前売り発売は、1週間前の同曜日(6月6日)10時30分から開始される予定。なお、大阪難波~近鉄名古屋間の特急列車は今後、大阪難波駅・近鉄名古屋駅毎時0分発を中心に、停車駅の少ないタイプの特急列車(平日15往復・土休日19往復)を2020年度中にすべて「ひのとり」で運転する予定となっている。