きょう2日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、水中写真家に密着する。

  • 水中写真家・高橋怜子さん=カンテレ提供

さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、本格的な活動スタートからわずか1年で世界的な写真コンテストで日本人初のグランプリを受賞した水中写真家・高橋怜子さんだ。

クラゲを捕食する瞬間に鋭い眼差しを見せるウミガメ、まるで軍隊のように美しい隊列を組んで泳ぐイルカの群れ…高橋さんが撮影したこれらの写真は、ありえないほどの至近距離で、野生の生き物の力強い姿を切り取っている。

ザトウクジラを後ろからとらえた1枚は、18年ナショナルジオグラフィックの写真コンテストでグランプリを受賞するという、日本人初の快挙を成し遂げた。

岩手県で生まれ育ち、大学卒業後に大手半導体メーカーに就職した高橋さん。エンジニアとして働いていたときに出会ったのが、ダイビングだった。水中の美しさに魅了され、毎週末、各地の海に潜っては独学で撮影を繰り返す日々。そんな時、アップル社を創業したスティーブ・ジョブズ氏の、ある名言が彼女の心を動かしたという。「確かな未来っていうのは、実はないかもしれない」(高橋さん)

また、会社の同僚が病気で亡くなることが重なり、“情熱”を追い求めることを決意。3年前、20年以上勤めた会社を辞め、フリーランスの写真家として歩んでいる。

番組では、奄美大島でザトウクジラの撮影に臨む様子、そして、絶滅が危惧される野生のジュゴンを追い、フィリピンに向かう高橋さんに密着。丸3日間、船の上にいても撮影できる時間はわずか数分程度。それでも、心から撮影を楽しんでいる彼女の姿が印象的だ。

好きな写真に向き合う毎日を選び、それからたった1年後に世界から注目される写真家の仲間入りを果たすのだから、人生何があるか分からない。そんな彼女の7つのルールとは…。

スタジオでは、心から撮影を楽しんでいる高橋さんの姿を見た出演者たちが「うらやましい」と感心。また、高橋さんのあるルールから、「自分の人生に大きな影響を与えた言葉」という話題に。しばらく考えても一向に言葉が出てこない中、若林正恭が放った一言とは…。