米Appleは6月1日 (現地時間)、「iOS 13.5.1」「iPadOS 13.5.1」「macOS Catalina 10.15.5追加アップデート」「watchOS 6.2.6」「tvOS 13.4.6」をリリースした。カーネル特権で任意のコードを実行できる可能性がある脆弱性 (CVE-2020-9859)に対処するセキュリティ修正になっており、全てのユーザーにアップデートを推奨している。
CVE-2020-9859の影響はすでにiOSの安全性に及んでおり、iOSの脱獄 (ジェイルブレーク)ツール「unc0ver」がCVE-2020-9859を利用して、リリースされたばかりのiOS 13.5 (5月20日公開)を含む脱獄を可能にしていた。iOS 13.5.1などでは、CVE-2020-9859の原因となっていたメモリー消費に関する問題を修正。unc0verのv5.0.xによる脱獄にも対処した。