筑豊電気鉄道は、西鉄北九州線の全廃から20年を迎えるにあたり、西鉄北九州線と筑豊電気鉄道で使用されていた通称「赤電」塗装を3000形で復活させると発表した。
西鉄北九州線は、かつて北九州本線、戸畑線、枝光線、北方線の4路線が存在していたが、モータリゼーションの進展により1980年から順次廃止され、2000年11月の黒崎駅前~折尾間廃止により全廃された。北九州本線の黒崎駅前~熊西間は西日本鉄道から筑豊電気鉄道へ引き継がれ、現在も筑豊電気鉄道により運行されている。
「赤電」塗装はかつて西鉄北九州線で使用された車体色で、車両が西鉄から移籍したことを受け、筑豊電気鉄道でも2006年まで使用されていた。この「赤電」塗装を3000形1編成(3003号)で復刻し、5月30日から3年程度運行するという。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、運転開始にともなうイベント等は行わない。「赤電」塗装車両の5・6月の運転ダイヤは同社ウェブサイトで公開している。