米HPは現地時間5月28日、片目あたり2K(2,160×2,160)ずつの表示で世界最高の解像度を謳うVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「HP Reverb G2」を発表した。米国では2020年秋からの販売を予定しており、価格は599米ドルを見込む。
HPがValveとMicrosoftとの共同で開発した、Windows MRに対応するVR HMD。Valveが新しくデザインした光学系により片目あたりの解像度は2K(2,160×2,160)に達し、両目での視野角は114度を実現。視覚体験を飛躍的に向上させたという。インサウドアウトトラッキング用のカメラを4つ搭載し、外部センサーやライトバーを使わずにヘッドセット単体で6DoF(6自由度)動作が可能。
搭載スピーカーは耳から10mm離れた位置に設置され、セットアップ時や取り外しの際にもじゃまになりにくい。また、MSFT空間オーディオに対応したことで人工知能や新たな信号処理、音響心理学に基づくHP Labの空間オーディオフォーマットを使用して3D空間の"真の感覚"を体験できるという。
ほか主な仕様として、ディスプレイは2.89インチLCD×2、解像度は片目あたり2K(2,160×2,160)で、リフレッシュレートは90Hz。付属のケーブルは6m。フェイスクッションはベルクロで調節でき、マグネットで取り外して交換可能。IPD(瞳孔間距離)は物理的に調節できる。