シャープは、5月29日開催の取締役会において、ディスプレイデバイス事業とカメラモジュール事業を分社化することを決定。2020年度中に実施する予定で、承継する資産などの内容、分割の時期、承継会社の名称などは確定しておらず、後日の取締役会で決定次第、改めて発表するという。
ディスプレイデバイス事業とカメラモジュール事業を分社化することで、経営責任の明確化を図るとともに、他社からの出資による外部資金の獲得も視野に入れている。
シャープは「変化の激しい事業環境に迅速に対応できるスピーディな意思決定と継続的な設備・開発投資を実行することにより、競争力の維持とさらなる事業拡大を目指す」としている。
分社化後も、シャープの名称や所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金および決算期に変更はない。また、完全子会社への吸収分割による予定で、連結業績への影響は軽微としている。