5月29日、アップルの定額ゲームサービス「Apple Arcade」に、米国の人気アニメ「スポンジ・ボブ」をモチーフにしたゲーム「スポンジ・ボブ:バーガーを追え」が追加されました。スーパーマリオ的な横スクロールタイプのアクションゲームで、スマートデバイスに特化した簡単な操作が特徴です。Apple Arcadeの利用は月額600円(税別)で、すでに契約している人は追加費用なく楽しめます。
「スポンジ・ボブ:バーガーを追え」は、主人公のスポンジ・ボブを操作して敵を避けながらアイテムを取っていき、ゴールを目指すアクションゲーム。キャラクターが自動で進み片手で遊べる点など、基本的な部分は「スーパーマリオ ラン」に似ていますが、アニメに登場するおなじみのキャラクターが登場し、原作に登場する有名声優が担当するなど、ファンや子どもにとってはうれしい仕上げとなっています。
Apple Arcade、WWDCで何らかの新発表はある?
昨年の9月20日に日本でサービスを開始したApple Arcadeですが、現在でもコンスタントに新作ゲームをリリースしています。App Storeアプリの「Arcade」タブを選び、一番下にある「すべてのゲームを表示」をタップすると、リリースされた順に一覧で表示できます。毎週ほぼ1~2本のタイトルが追加されていることが分かります。
Apple Arcadeは、同じゲームをiPhoneやiPad、Mac、Apple TVなど複数のデバイスで遊べるのも特徴です。ゲームの進捗状況はiCloud上に保存され、「電車に乗っている時にiPhoneで遊んでいたゲームの続きを自宅のiPadやApple TV、Macで楽しむ」といったことがスムーズにできます。
操作は画面タッチのみならず、PS4(プレイステーション4)に付属するコントローラー「DUALSHOCK 4」が使えるのもポイント。熱心なゲームファンならばPS4を持っている人が多く、使い慣れたDUALSHOCK 4で操作できるのはうれしいポイントといえます。
ゲームファンにとって気になる点が、「ゲームはApple Arcadeだけで遊べるオリジナルタイトル」ということ。「すでにApp Storeや家庭用ゲーム機などでリリースされているゲームのApple Arcade版は基本的に存在しない」と位置づけていることが、逆にゲームのラインアップを狭めてしまっています。このあたりのレギュレーションは、6月22日(米国現地時間)から開幕する毎年恒例の開発者会議「WWDC 2020」にて、何らかの変更が発表される可能性もあります。開催まであと3週間ほどに迫ったWWDC、どのような発表がなされるか期待しましょう。