学情は5月28日、「2021卒学生の就職意識調査」の結果を発表した。調査は4月20日~30日、「あさがくナビ2021」登録会員972名を対象にインターネットで行われた。

  • 内定(内々定)を獲得する自信の程度

    内定(内々定)を獲得する自信の程度

内定(内々定)を獲得する自信の程度を聞いたところ、半数が「自信がない」(18.3%)あるいは「あまり自信がない」(31.7%)と回答し、昨年同時期の調査から5.4ポイント増加した。この結果について同社は、「新型コロナウイルスの影響で、景気の先行き不透明感や、説明会や選考が例年と同じようには実施されていないことを受け、就職活動を不安視する学生が増加している」と推察している。

  • 面接受験社数およびセミナー参加社数

    面接受験社数およびセミナー参加社数

面接受験社数は、4月下旬時点で「0~5社」(64.6%)が最も多く、昨年同時期比18.5ポイント増加。「6社以上の面接に参加した」という学生の割合は、昨年と比べて減少していることがわかった。

一方、現在までのセミナー参加社数(対面でのセミナーだけでなく、オンラインで参加するWebセミナー含む)については、「1~10社」(52.1%)と「11社~20社」(28.1%)が、昨対同時期比7.3ポイント減少。「21社以上参加した」という人は増加し、同社は「今年は、時間と場所を選ばずにオンラインで視聴できるWebセミナーの参加が増えたことや、緊急事態宣言の影響を受け面接などの選考を一時中断した企業も一定数あったことから、セミナー参加に時間を割く学生が増加した」と分析している。

最後に、就職活動時の企業選びのポイントについて教えてもらったところ、昨年同様、「安定している企業」(52.3%)、「休日・休暇がしっかり取れる企業」(43.8%)、「成長が期待出来そうな企業」(40.1%)が上位となった。