クラリス・ジャパンは、全日本革靴工業協同組合連合会が導入したClaris FileMakerとiPadを活用したビジネス成功事例を公開した。

全日本革靴工業協同組合連合会では、一人ひとりの足に合うパンプスを提供するために靴型から見直した「i/288」(ニーハチハチブンノアイ)というセミオーダーのサービスを提供している。

サービス開始当時は紙のオーダーシートを採用していたが、店舗数増加につれて、受注後のデータ入力に時間がかかるようになり、入力ミスも発生していたこと、また、店舗ごとに異なるオーダーシートを準備したり、受注後にオーダーシートを保管したりするのに負担がかかることから、デジタル/ペーパーレス化が急務となっていた。

こうした問題解決に、オーダーシートを紙から iPadに置き換えるシステムをClarisパートナーであるジェネコムが開発し、カスタム Appを3カ月で稼働、接客中に店頭で入力したオーダーシートのデータが工場での生産指示書にそのまま反映されるようになった。

導入の効果として、紙のオーダーシートからのデータ入力が不要になり、2人必要だった作業が1人でできるようになったなど、作業の効率化、オーダーシートの作成失敗や無駄、保管の手間、個人情報保護の懸念が解消するといった、ミスの低減とペーパーレス化、迅速なデジタル化と恒常的なシステム向上、新しい顧客体験の創出が挙げられている。

クラリス・ジャパンの公式サイトでは、本件に関する詳細なレポートが掲載されており、ビデオも視聴できる。