東京ファンは、マスクの暑さ対策商品「首もと冷却 タオルファン 抱っこホルダー」「えりかけ扇風機 BodyFan」を、Amazonなどで発売した。
新型コロナウイルス感染予防として、マスクを付ける機会が増えている。マスクを装着すると、肋間(ろっかん)筋や横隔膜を必要以上に動かすため、運動しているのと同じ状態になるとのこと。そのため、体が産生する熱量(熱産生量)が増加して体温が上がり、熱中症のリスクを高めるといわれているという。
マスク装着による熱中症対策には、マスクまわりを局所的に冷やすだけでなく、太い血管が豊富にある首まわりや、肋間筋のある胸まわりも積極的に冷やすことが必要とのこと。
今回発売した商品は、水の気化熱で冷却した空気をマスクの表面に沿わせて流すことにより、マスクごしに吸い込まれる空気を冷やすツール。濡らしたタオルを首にかけ、ハンディファンで風を当てると、コアンダ効果という性質により、冷えた風がタオルの表面を沿うように流れるという。気化熱によってタオルや風が冷やされるので、マスクごしに吸い込む空気が冷たくなるというメリットもある。
また、ハンディファンの重みでタオルが体に密着し、より冷たさを感じやすくなっているとのこと。ホルダーのみの日常用、ファンとクリップが付いた仕事用の2種類を用意した。
日常用の「首もと冷却 タオルファン 抱っこホルダー」(1,980円)は、自分の好きなハンディファンを、好みのスカーフやタオルと自由に組み合わせて、暑さ対策ができる専用ホルダー(タオルとハンディファンは別売)。
子どもなど、安全対策を必要とする人に喜んで使ってもらえるよう、ファンを「抱っこ」しているように見せるデザインとした。ホルダーの形状は、猫の手の形をモチーフにしている。ホルダーの色は、ホワイト、ブラック、ブルー、ピンクの4色。
仕事用の「えりかけ扇風機 BodyFan」(3,200円)は、ハンディファンとクリップがセットになった商品(タオルは別売)。「首もと冷却 タオルファン 抱っこホルダー」と同様に、首にかけたタオルにクリップを取り付けることで首・マスクを同時に冷やすことができる。また、クリップにシャツの襟をはさめば、シャツの中へ風を送り込むことも可能。
クリップはシャツの前だけでなく、首の後ろ側にも取り付けることができるため、背中にも風を送ることができ、調理中や家事中の暑さ対策などに便利に使用できる。
商品を使ったサーモグラフィーによる検証実験では、首まわりにつけたタオルが、室温よりもマイナス6度以上冷やされることがわかったという。クリップやホルダーというファンを安定させる形状は、熱中症の応急処置ツールとしても使えるとのこと。
※価格はすべて税込