レノボ・ジャパンは、コアゲーマーをターゲットとしたハイエンドゲーミングノートPCの新モデル「Legion 750i」を5月27日に発表した。構成によって価格は変わるが、Lenovoオンラインストアでの直販価格は227,000円(税別)からとなり、6月5日に発売を予定している。
Legion 750iは、最新のCPUやディスクリートGPUを採用するとともに、CPUやGPUの性能を最大限引き出せるように、ハードウェアとソフトウェアを融合した最新冷却システム「Legion Coldfront 2.0」を搭載する。
Legion Coldfront 2.0では、液晶ポリマー素材を採用する空冷ファン×2基を備え、さらにCPUやGPUとヒートシンクをつなげるヒートパイプにベイパーチャンバーを採用することで冷却性能を向上。また、6基の温度センサーで動作状況や温度状況を取得し、適切にファンの回転速度を制御する「Q Control」システムによって、性能と動作音のバランスを確保している。
キーボードは「Legion TrueStrike」と呼ばれるゲーミング向けの最適化を施した。例えば、キースイッチではパンタグラフ内のラバードームの形状を変更し、キーを押し込み反発力が抜けるタイミングや速度を緩やかにすることで、より確実なタイピングが行えるよう調整している。
また、ゲーミングのホームポジションはSキーであるとして、Sキーにも突起を付けた。Nキーロールオーバーや100%アンチゴーストといった、ゲーミングキーボードに必須の仕様も満たしている。このほか、キー単位の制御が可能なRGBバックライトを内蔵し、天板ロゴ、本体エッジ部分、背面の排気口にもRGB LEDを配置。それらすべてを、Corsairの制御ソフト「iCue」によって発色や発光を制御する。
USBやHDMI出力、電源などのポート類を左側面および背面に集約し、右側面にはマウス用のUSB 3.1を1ポートのみとしている。これは、マウス以外のケーブルがマウス操作のジャマになることを防ぐための配慮だ。
ディスプレイは240Hz駆動に対応する15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶を採用。応答速度は1ms、500nitsの高輝度表示やVESA 400準拠のHDR表示、Dolby Vision、sRGBカバー率100%の広色域表示などに対応。NVIDIAのディスプレイ同期技術「G-Sync」もサポートしているため、ゲーム画像を滑らかに表示できる。
なお、マイクロソフトが提供する100本以上のゲームを定額料金でプレイできる「Xbox Game Pass」のWindows PC 向けサービス「Xbox Game Pass for PC (Beta)」 を、1カ月間無料で使用できる権利がバンドルされる。
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:Intel Core i7-10750H(2.60GHz)
- メモリ容量:DDR4-2933 SDRAM 16GBまたは32GB
- ストレージ:NVMe/PCIe SSD 1TB
- 光学ドライブ:なし
- ビデオチップ:
- GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design
- GeForce RTX 2070 Super with Max-Q Design
- GeForce RTX 2060
- ディスプレイ:LED バックライト付 15.6型 FHD IPS液晶(1,920×1,080ドット、240Hz駆動、1ms、VESA 400、Dolby Vision、sRGB 100%、NVIDIA G-Sync)
- インタフェース:HDMI×1、マイクロフォン・ヘッドフォンコンボジャック、イーサネット、USB 3.1 Gen1 Type-C×1、USB 3.1 Gen2 Type-C×1(Thunderbolt3対応)、USB 3.1 Gen2×2、USB 3.0×1(Powerd USB)
- ワイヤレス:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
- Bluetooth:あり(Bluetooth 5.0)
- イーサネット:1000BASE-TX / 1000BASE-T
- オーディオ:デジタルアレイマイクロフォン/ステレオスピーカー、Dolby Atmos for Gaming対応
- 内蔵カメラ:HD 720pカメラ プライバシーシャッター付
- 本体サイズ:約W359.3×D259×H19.9mm
- 本体重量(バッテリパックを含む):約2.25kg
- バッテリー:4セル リチウムイオンポリマーバッテリ(固定内蔵式)
- バッテリ駆動時間:最大約8.5~9時間(JEITA2.0)
- 本体カラー:スレートグレー