正直な話、出産前は自分がおっぱいを子どもにあげられると思っていませんでした。なぜかというと、うちの家系はあんまり母乳が出ないと思っていたから。母も母乳はあまり出なかったらしく、私はほとんどミルクで育ったということでした。そんなわけで、自分もそうだろうと期待しておらず…当然「母乳で育てたい!」なんて強い考えもありませんでした(いろんなことにこだわりがあんまりない方ではありますが…)。
が、いざ息子を産んでみると、「わー!出た!」と、母になった身体の不思議を味わえて意外な喜びにびっくり。そしてこれが….なかなかいいのです!今はもう遠い昔に思えるおっぱい生活ですが、ふと思い出すとちょっとニヤけるくらいです。
しかし、もちろん最初からたくさん出たわけじゃなく、少しずつ少しずつお互い歩み寄った感じではありました。特にはじめましてのおっぱい時間は悲惨なものでした。小さな産まれたての息子は懸命に吸いつこうとするも、タイミングも位置もお互いにわからない。