新型コロナウイルスの猛威は勢いを失いつつあり、日本社会は前へ向かい始めました。その具体的なイメージの一つとして厚生労働省より発表されたのが「新しい生活様式」です。
奇しくもバッグメーカーのエースが発表した秋冬モデルに、これからの生活に合いそうな製品が幾つかあったので紹介します。
満員電車で邪魔にならない
通勤電車のラッシュ時の殺人的な混雑は今や昔。とはいえ、今後もソーシャルディスタンスを踏まえた周囲への配慮は引き続き必要でしょう。
そうした時に役立ちそうなのが、前持ちリュック「GADGETABLE(ガジェタブル)-CJ」(税抜1万9,000~2万4,000円)、「GADGETABLE(ガジェタブル)-SP」(税抜2万~2万5,000円)の2つの限定モデル。
前に抱える使い方を考えてデザインされ、電車内でも邪魔になりにくい設計が特徴。また、10センチ以下のマチが薄い形状なのに、スクエア型により書類などの荷物が効率よく入るそうです。
5月中旬に全国のエース直営店とオンラインストア、主要専門店と百貨店で発売予定の前者は5型(リュック大・中・小、3WAY大・小)の2カラー(ブラック、ネイビー)、そして9月に発売予定(※)の後者も5型(リュック大・中・小、3WAY大・小)のブラックの1カラーが用意されています。※7月中旬に東急ハンズで先行発売
またガジェタブルSPは生地に特徴があり、鉄150%+アラミド繊維140%の強度を持つ、「スペクトラ(Honeywell社製)」という素材を使用しているので、日々のヘビーユースにも耐えるといいます。
スーツの擦れを解消するリュック
ビジネスリュックでもう一つ気になったのが、5月上旬より発売されているビジネスリュック「EVL-3.5LP」(税抜2万9,000円/32x45x16cm、3万円/33x47x17cm)です。ぱっと見、よくある仕事用リュックかな? と思ったのですが、本製品の特徴は腰と接地面にあります
実は歩く際に骨盤の動きに合わせて可動する腰パッドが付いているのです。ランバームービングシステムと同社は呼んでおり、「荷重による肩の負荷」「リュックとの擦れによる衣類の摩耗」「背負った時の背中の蒸れ」を軽減するのだそう。
筆者も取材時にはリュックを愛用していますが、梅雨の時期や夏場には、汗による背中の蒸れが気になります。
同社マーケティング部の山田絢音さんによると、「開発者がエルゴノミクス(人間工学)に基づき設計、検証して生まれた製品です。元々は背負ったときの体の負荷軽減と背中の蒸れ問題解消を目指して開発したものですが、それに加えて、衣類の摩耗が90%以上軽減できた実験結果もあります」と話してくれました。
ジャケットの擦れが気になる方、梅雨時期や夏場の蒸れが気になる方は要チェックではないでしょうか?
超小型サイズのキャリーバッグ
ビジネスバッグ以外で目に留まったのはキャリーバッグ、いわゆるコロコロ。同社ではPROTECA(プロテカ)ブランドで旅行用のキャリーバッグを展開していますが、8月中旬に発売予定の「360T」(税抜5万7,000円)、「スタリアVs」(税抜4万8,000円)の2つはコインロッカーサイズが特徴。
どちらも「高さ45x幅34x奥行20cm」の超小型サイズなので、小旅行やちょっと荷物が多い時の外出先でコインロッカーを探してウロウロすることもなくなりそうです。
また、キャリーバッグあるあるが、駅などで大型サイズのロッカーは数が少なかったり、埋まってたりすること。こうしたストレスから解放されるのは嬉しいですね。
もちろん、サイズ以外にも、音が静かなサイレントキャスターや滑らかな走行など、プロテカの基準を満たした機能も搭載。なお、360Tはタテにも開く「360°オープンシステム」も採用されています。
360Tは「ブラック、コズミックネイビー、ウォームグレー、マーメイドピンク、シフォンブルー」、スタリアVsは「ガンメタリック、ブルーグレー、ショコラブラウン、ワイン、ダークシルバー」のそれぞれ5色で展開、ちなみに飛行機に持ち込む際は、100席未満の機内持ち込みサイズに適応しています。
ビジネススタイルはカジュアル化が進み、自転車通勤など、通勤手段も今後変化するかもしれませんが、人がより快適な生活スタイルを求めるのは今までと同じ。新しい生活スタイルに機能性の高いものを取り入れてみてはどうでしょう。