JR東日本は22日、緊急事態宣言の一部解除などによる最近の利用状況に鑑み、新幹線と中央本線・常磐線特急列車の定期列車を削減する運転計画を取りやめ、5月28日以降は現在のダイヤのまま運転すると発表した。
JR東日本は当初、5月28日から定期列車を削減した臨時ダイヤで運転すると発表していた。この運転計画を取りやめ、東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線と中央本線・常磐線特急列車は現在のダイヤのまま運転とする。列車内の換気や消毒を徹底するほか、新幹線の一部列車で発売席数を制限し、車内混雑の緩和を図るなど、安心して利用できるための取組みも行うという。
ただし、東北・北海道新幹線を直通する一部列車において、5月28日から新青森~新函館北斗間が運転取りやめとなる。JR北海道の発表によれば、東北地方の緊急事態宣言が解除されたことなどを鑑み、全区間運休を予定していた下り「はやぶさ7・19・29号」、上り「はやぶさ14・32・44号」を北海道新幹線区間のみ運休に変更するとのこと。東京~新青森間は通常通り運転される。
北陸新幹線に関して、JR西日本も定期「かがやき」の運休を中心とした運転計画見直しを行わないと発表。「つるぎ」(富山~金沢間)は5月16日から一部列車を運休としていたが、6月1日以降は計30本の運転となる。なお、JR東日本、JR北海道、JR西日本ともに、「グランクラス」のサービス中止は当面継続するとのこと。