アイリスオーヤマは5月20日、国産マスクの生産稼働に向け、宮城県角田工場へ生産設備の搬入を開始。6月の稼働に向けて生産ラインの立ち上げを行うと発表した。今後、生産能力を順次強化し、7月には1億5,000万枚/月を目指す。

  • alt

    生産設備のクリーンルーム予定エリアへの搬入の様子

角田工場では不織布マスクだけでなく、メルトブロー(中間層フィルター)や、スパンボンド(内側と外側の単層不織布)といった素材の生産も行う。投資総額は約30億円。また、新たに100人を順次採用する予定だ。

  • alt

    生産設備 到着

  • alt

    荷下ろし

  • alt

    クレーンで荷上げ

同社は、新型コロナウイルスの感染拡大による政府からの要請を受け、大連工場(中国・遼寧省)と蘇州工場(中国・江蘇省)に加え、宮城県にある角田工場の一部を改修して6月から不織布マスク生産を行う計画を3月に発表していた。

生産設備の搬入に先立ち、政府の令和2年度マスク等生産設備導入支援事業費補助金(マスク生産設備導入)の補助事業者として採択が決定したことを5月12日に発表している。