ヤフオク!は、消毒や除菌に用いる商品の出品を、5月22日から当面の間、禁止する。また体温計についても、5月29日から当面の間「定額での出品のみ」とし、オークション形式での出品を禁止する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が続くなか、消毒や除菌に用いる商品の品薄状態が続いている。ヤフオクではこれまでも「緊急事態に際し、個人間取引が及ぼす社会的影響を鑑み、対策を実施してきた」と説明。今回、以下の商品については5月22日から当面の間、出品を禁止する方針を決めた。
- 手指消毒剤(液体状、シート状、ジェル状など形状を問わない)
- 除菌シート・スプレー類
- 高濃度エタノール製品
また、体温計についても、出品ルールを変更。39県で緊急事態宣言が解除されたことを受けて「体温計の需要が更に増加し品薄となることが懸念されている」として、5月29日から当面の間「定額での出品のみ」に限定し、オークション形式での出品を禁止するなど、対策を強化。電子体温計、赤外線体温計など種類や形状を問わず、人の体温を計測する目的で利用するものを「体温計」と判断する。
消毒液などアルコール消毒製品については、政府がインターネットなどを通じた転売を禁止する方針を固めたことが報じられている。フリマアプリのメルカリでは既に、手指消毒液や除菌シート・スプレー類など「医療機関で必要とされる商品」の出品や、体温計の出品を禁止している。