ソフトバンクは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、子会社である日本コンピュータビジョン(JCV)が開発・提供するAI検温ソリューションを、全国のソフトバンクショップおよびワイモバイルショップに導入する。
ソフトバンク銀座、ソフトバンク表参道、ソフトバンク六本木は先行して導入済みで、そのほかの店舗は、2020年5月以降7月にかけて順次導入していく。
今回導入するのは、JCVのAI検温ソリューション「SenseThunder(センス・サンダー)」。AI(人工知能)を活用した顔認識技術と赤外線カメラにより、対象者がマスクや眼鏡を着用したままでも、所要時間0.5秒でスピーディーに体温を測定する。
「SenseThunder」は、検温と顔認証による入退館管理を同時に行う機能を備えているが、ソフトバンクショップおよびワイモバイルショップでは検温のみ実施。全国のソフトバンクショップおよびワイモバイルショップでは、すでに来店客に対して非接触体温計を使った検温を実施しているが、同ソリューションは、検温を自動かつ即時に行えるため、店舗スタッフの業務負荷を削減する効果に期待できる。
なお、ソフトバンク本社(汐留)では、2020年3月から同ソリューションを試験導入しており、検温に加えて、顔認証による従業員の入館管理(ゲート開錠)も行っているという。