アイペット損害保険は5月19日、犬・猫(以下、ペット)飼育者を対象としたペットの支出に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2020年3月30日~4月6日、有効回答は1,025人。
犬飼育者「5万円以上~10万円未満」、猫飼育者「5万円未満」最多
2019年におけるペット関連の合計支出を尋ねると、犬飼育者は「5万円以上~10万円未満」が最も多く37.7%。一方、猫飼育者は「5万円未満」が44.4%で最多となった。
2019年のペット関連支出は前年と比べてどうなったか聞くと、全体では「変わらない」が71.1%に上ったものの、「増えた」との回答も約4人に1人にあたる24.7%(犬飼育者24.0%、猫飼育者25.5%)を占めた。
ペット関連支出が前年より「増えた」と答えた人に、何にかける支出が増えたのか質問すると、「病気やケガの診療費」(同54.5%、同42.8%)がトップ。増えた金額(前年比)については、犬飼育者は「1万円以上~3万円未満」(26.8%)、猫飼育者は「5,000円以上~1万円未満」と「1万円以上~3万円未満」(各25.2%)が最多となった。
年間のペット関連支出の中で一番支出額が大きいと感じるものは、犬飼育者、猫飼育者ともに「病気やケガの診療費」(同39.9%、同46.6%)が1位。2位は、犬飼育者が「予防費用」(27.4%)、猫飼育者が「フード、おやつ」(31.1%)となり、支出傾向の違いがみられた。
ペットが高齢になった際に何に一番お金がかかると思うかとの問いでも、「病気やケガの診療費」との回答が圧倒的に多く、犬飼育者では85.3%、猫飼育者では85.1%に達した。