ヒューマングローバルタレントは5月15日、「テレワーク」に関する調査結果を発表した。調査は4月10日~14日、同社運営のバイリンガルのための求人情報サイト「Daijob.com」の会員497名(日本人241名、外国人256名)を対象に、インターネットで行われた。

調査によると、テレワーク経験者の割合は、日本人74%、外国人68%。「テレワークの生産性」について聞くと、日本人も外国人もともに約7割の人が「生産性は下がらなかった」と感じていることが明らかに。

「生産性が上がった理由」を尋ねたところ、日本人は、「通勤のストレスがなくなるため」(87%)、「自分のペースで仕事ができるため」(83%)、「自分で働く環境を整えられるため」(52%)が上位に。対して外国人は、「通勤のストレスがなくなるため」(74%)、「社外への訪問移動時間がなくなるため」(71%)、「自分のペースで仕事できるため」(63%)が上位となった。

  • 生産性が上がった理由

    生産性が上がった理由

一方、生産性が下がった理由については、日本人は「直接の社内コミュニケーションがなくなる」(57%)が最多に。対して外国人は、日本人の最少回答である「オフィスと比べて通信環境に問題があるため」(51%)が最も多い回答となった。

次に、「オフィス勤務と比べ、テレワークでさらに大事だと思うもの」を聞いたところ、日本人、外国人ともに、断トツで「自己管理能力」(日本人82%、外国人84%)が最多となり、次点は「コミュニケーションスキル」(同55%、56%)という結果に。3番目に多かった項目は、日本人は「生産性の高さ」(37%)、外国人は「成果へのこだわり」(55%)となった。

  • テレワークでさらに大事だと思うもの

    テレワークでさらに大事だと思うもの