仕事を遂行していく上で必要不可欠となる、コミュニケーション。在宅勤務となり物理的な距離が離れている分、さらに密なものにしていく必要があります。
私のリモートワーク歴は2年ほどとなりますが、こういったツールを使い始めたのは今から約5年前のこと。カメラマンとして独立した頃から、取引先の方々と仕事の連絡を取り合うために使用していました。
今回は、離れていてもコミュニケーションが取れる便利なチャットツールをご紹介します。
Chatwork
Chatworkは約5年前から使い始め、現在でも私の中で主軸となっているチャットツールです。私はライター・カメラマンとして独立する前、認可外保育園を運営していたのですが、その際にも、こちらのツールを導入していました。
Chatworkの良いところは、「プロジェクトの管理がしやすい」という点です。
私はフリーランスとして働いているので、異なるメンバーといくつかのプロジェクトを同時に進めるということがよくあります。その点、Chatworkでは、プロジェクトごとにグループチャットを立ち上げることができるので、それぞれのプロジェクトの内容が込み入ってきても、混乱せずに済みます。
また私が特に便利だと思うのが「タスク管理」の機能です。この機能では、人・日時を指定したタスクの指示ができます。相手だけではなく、自分にも指示を出すことができるので、自分が何をするべきなのか、整理することができます。
Chatworkは無料で使用することができますが、グループチャットの数は無料の場合だと14までと限られてしまいます。個人で導入したい場合は月額400円、組織で導入したい場合は月額600円(年契約の場合、月額500円)でアップグレードすることが可能なので、たくさんの方とグループを作ってやりとりをしたいという方は有料版をおすすめします。
Slack
ビジネスチャットツールと言えば、Slackという方も多いのではないでしょうか。こういったことに詳しくない方でも一度は聞いたことのある名称だと思います。大手の会社や企業が取り入れていることが多く、私も現在は4社の方々とこのSlackを使ってやりとりをしています。
Slackも先程と同様、チームごとにチャンネル設定をすることができます。話題ごとに細かく設定もできるので、パッと見て分かりやすいのが特徴と言えるでしょう。
Slackでは、他のチャットツールではあまり見ることのないプログラミング言語やソースコードを送信する機能なども存在します。エンジニアやプログラマーの方には、特におすすめしたいチャットツールです。
Facebookのチャットツールです。比較的馴染みがあるものなので、Facebookユーザーであれば、一度は使ったことがある方がほとんどだと思います。
Facebookの良いところは、既に使っている方が多いという点です。改めて相手に使い方を説明したり、新たにアプリを導入してもらう必要はないケースが多く、すぐに運用できます。
また、実名で登録している方が多く、タイムラインなどと紐づけをすることで、初めての方でもどういう仕事をされている方なのか、知ることができます。
馴染みもあり便利なFacebookですが、スレッドが埋もれてしまいがちなので、プロジェクトの進行状況の管理などには不向きです。グループよりも個人でやりとりをするときに、使用すると良いチャットツールです。
pasture
pastureは、契約、発注、納品、請求管理まで行うことができるクラウドサービスです。 私自身は今年に入ってから使い始め、現在は2社としかやりとりを行っていませんが、便利なツールなので今後もさらに活用していきたいと考えています。
このツールの便利なところは、途切れ途切れになってしまいがちな作業を一貫して行える点。パートナー(仕事を受注する人)として使用するのは無料ですが、企業(仕事を発注する人)は有料で、月額1万9,800円~で使用することができます。
SlackやChatworkなどの外部サービスと連携させることも可能です。「外注とのやりとりをスムーズにしたい」「マネジメントも同時にしたい」という方におすすめのチャットツールです。
チャットツールを使ってみよう
おすすめのチャットツールについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。ツールを選ぶ上で一番大切なことは、使いやすさです。無料から使えるものばかりなので、是非一度試して、自分にあったチャットツールを見つけてみてください。
南谷有美(なんや・ゆみ)
カメラマン/ライター
2018年4月に認可外保育園の園長を退いてから、各地を巡る旅人に。リモートで仕事をしながら、好きな場所で好きなことをして生活しています。