フォトグラファーのharaoさん(@harao__)が撮影した2枚の写真が話題です。外出自粛の影響で、「2カ月ぶりの作品撮りだった」だったというこの作品。とてもユニークなアイデアで撮影されたものでした。
まずご覧いただきたいのは、1枚目。巨大な月を背に、草原をひた走るバイクを撮影した、美しく幻想的な写真です。
2枚目は、この写真の撮影の“裏側”を写したもの。
そうなんです、この作品、実は自宅の布団をバックに撮影された“ミニチュア作品”だったんです。手前の草原は「毛布」、奥の夜空は青い「掛け布団」。写真をよくよく見れば、たしかに布団の質感を感じることができます。しかし言われなければ分かりませんね……。
haraoさんにお話を聞いてみたところ、
「海外のトラベルフォトグラファーが自宅でミニチュアフィギュアを使った旅写真を撮っているのを見て、『面白そう、やってみよう』と思ったのがきっかけです。普段から自然の中にぽつんと人が立っているような、少し引いた写真が好きなので、ミニチュアを使って再現してみようと思いました」。
と撮影のきっかけを教えてくれました。
久しぶりのポートレート☺︎ pic.twitter.com/oXXkR9BKBd
— harao (@harao__) May 11, 2020
ちなみに撮影で苦労した点については、
「一番苦労したのは人形を毛布の上に立たせること。いい感じに立たせるだけで5分くらいかかりました」。
だったそうです。確かに、毛布ってふわふわしていますもんね。撮影時間は15分くらいだったそうなので、3分の1の時間を費やしたことになります……。
この投稿を見た読者の皆さんからは「ナイスアイデア!」「発想とテクニックが素晴らしい」「発想に負けた」とこのアイデアを称賛する声が続々と寄せられていました。
haraoさんは、インスタグラムでも作品を投稿されています。普段の作風も気になった方は、アカウントをぜひチェックしてみてください。