お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、17日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、お笑い界の世代間ギャップについて語った。
相方・りんたろー。はクイズ番組で「A4のわら半紙」と発言したところ、ツイッター上で若いファンから「わら半紙って何?」と問われたそう。また、ナイツは若い観客に漫才を披露する際、「カール・ルイス」や「ベン・ジョンソン」のボケが通じなかったことから、世代によってネタを考えるようになったという。
これらのエピソードに兼近は「これ、すげえ分かります」と共感し、「お笑い芸人って本当にそうだと思うんですけど、最近までずっと中堅層がテレビに出ていたんですよ。だから、若い子たちはそのお笑いしか見れないので、お笑い界が廃れていっていた感じがすげえして。僕の代は、初めて舞台に立ったらお客さんが2人とかしかいなかったんです。お笑いライブにお客さんがまず来ない」と不遇の時代を回顧。
「でもその理由は、活躍している芸人が例えるのが『ドラゴンボール』だったりするからなんです」と指摘し、「昔の芸能人の名前、プロレスとか。プロレスとかマジ意味分かんなかった! プロレス技とかプロレスの人とかで例えたりしてくるけど、こっちは気使って笑うしかできないんですよ。『何言ってんだ、この先輩たちは』っていう。でも、それを若い子たちが見てたから、『わかんないから見なくていいや』でお笑いから離れて行ってたと思うんです」と推測した。
「僕は若い子たちがトレンドを作ると思うので、『あつ森』を入れたりとか、『鬼滅の刃』とか」「若い子たちにとっては面白いんですよね。でも、その分、上の人たちは離れていくとは思うんですけど」と若者向けのネタ作りを心掛けている様子の兼近。興味深げに聞いていたダウンタウン・松本人志が「でも、どうかなぁ! 浅草の古い師匠たちが『あつ森』やったら、『無理しちゃって…』ってなる」と想像して笑いを誘うと、兼近も「人によります(笑)」と納得していた。