女優の波瑠が主演を務めるNHKと台湾の公共放送局・PTSの共同制作ドラマ『路(ルウ)~台湾エクスプレス~』(総合 毎週土曜21:00~ ※全3回)の第1回が、きょう16日に放送される。
このドラマは、台湾新幹線プロジェクトの軌跡を縦糸に、日本人と台湾人のあたたかな心の絆を描いた吉田修一氏の小説『路(ルウ)』が原作。かつて“麗しの島”と呼ばれた美しい台湾の景色や活気ある街角を背景に、日本と台湾の人々の「国境」と「時間」を越えた心の交流を詩情豊かに描く。
波瑠が演じるのは、入社4年目の商社社員で、新幹線プロジェクトの一員として台湾に出向することになる主人公・多田春香。そのほか、井浦新、寺脇康文、高橋長英、炎亞綸(アーロン)、邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)、楊烈(ヤン・リエ)、林美秀(リン・メイシュウ)らが出演する。脚本は田渕久美子氏、音楽は清塚信也氏が手掛けた。
1992年12月、東京の商社・大井物産社内が大歓声に湧いた。台湾高速鉄道の車両システムの優先交渉権を日本の新幹線が大逆転で獲得したのだ。入社4年目の春香(波瑠)はプロジェクトの一員として台湾に出向することが決まる。春香には初めて台湾を訪れた夏の切ない思い出があった。エリック(アーロン)という名の台湾人青年と偶然出会い、たった一日だけ台北を案内してもらったが、その後連絡が取れなくなってしまったのだ。
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