エン・ジャパンは5月13日、「円満退職」に関する調査結果を発表した。調査は3月17日~4月15日、同社運営の女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』を利用するユーザー335名を対象に、インターネットで行われた。
調査によると、調査対象者の88%が転職経験があるとのこと。そのうち、「円満退職ができた」という人は78%。そこで、退職時の苦労やトラブルを聞いたところ、「会社・上司からの引きとめにあった」(30%)、「後任がなかなか決まらなかった」(21%)、「有給休暇の消化など福利厚生が使えなかった」(18%)が上位に。一方で、30%が「特になし」と回答した。
続いて、円満退職するために一番大切なことを教えてもらったところ、「しっかり引継ぎをすること」(81%)が最も多く、次いで「最後まで仕事に手を抜かないこと」(78%)、「早めに退職の意向を伝えること」(70%)と続いた。
また、これまでに気持ちよく送り出せた退職者の特徴を聞いたところ、「最後まで責任を持って仕事に取り組んでくれた」(59%)、「後任者にしっかり業務を引き継いだ」(52%)、「仕事のマニュアル・ドキュメントを残してくれた」(47%)が上位に。
反対に、気持ちよく送り出せなかった退職者の特徴としては、「後任者への引継ぎが不十分だった」(48%)、「引継ぎの時間が足りなかった」(36%)、「退職が決まった途端に仕事に手を抜いていた」(36%)が上位となった。