女優の桜庭ななみと俳優の松下洸平が、NHK総合(関西地域向け)で18日~22日に放送されるリモートドラマ『ホーム・ノット・アローン』に出演することが14日、明らかになった。今年3月まで放送されていた連続テレビ小説『スカーレット』で共演した2人がタッグを組み、リモートドラマに初挑戦する。
出演者とスタッフをリモートでつなぎ、出演者自らがカメラを構えて収録。完全リモート制作によるハートウォーミングなショートドラマをNHK大阪から発信する。
本作は、新型コロナウイルスの影響で外出できない日々を送る2人がリモートで出会い、オンライン晩さん会やオンラインファッションショーなどを経て、互いに距離を縮めていくという物語。
在宅勤務中、1人暮らしのマンションのドアが壊れ、部屋に閉じ込められてしまった田中くみ子(桜庭ななみ)は、修理屋さんにテレビ電話をかけたつもりが、間違えて見ず知らずの居酒屋の店長(松下洸平)の自宅にかけてしまう。それをきっかけにお互いにテレビ電話をかけ合う関係になった2人は、少しずつ自分のことを語り出していき……。
桜庭は「台本を読む中で、きっとみんなが思っているだろうな、というセリフがいっぱいありました。不要不急の外出を控えてくださいと言われる中で、自分の仕事は不要不急なのかと思ってしまう人もいると思うんです。ドラマを見て、この自粛期間、自分のパワーを発揮するために蓄えておこうと思って欲しいです」とメッセージ。
松下は「今回、自営業で飲食店を営んでいる役をやらせていただいたのですが、実際に、これからどうやって営業を続けていけばいいのか悩んでいる方や、コロナの状況の中で一人で立ち止まっている方も今多いと思うので、演じる責任を感じました。でもそんな方々に向けて、ほんのちょっとでも背中を押せる作品になったらいいなと思って演じました」とコメントを寄せた。
なお、撮影の舞台裏を記録したメイキング動画を、YouTubeのNHK公式アカウントで14日15時より公開。さらに、連続テレビ小説『スカーレット』のツイッターアカウントでは、本編へのプロローグ 「第0話」を描いたネットオリジナルドラマを動画公開(第1話放送までに公開予定 ※公開日時未定)するほか、放送期間中、ドラマの間を埋める小さな物語も毎日ツイートする。
リモートドラマ『ホーム・ノット・アローン』(1話2分×全5話)は、NHK総合(関西地域向け)にて、5月18日~22日(20:42~20:44/再放送23:40~23:42)。また、10分版(全5話を再編集して放送)を5月23日(21:50~22:00)に放送する。
(C)NHK