俳優の吉川晃司と志尊淳が、6月16日スタートのカンテレ・フジテレビ系ドラマ『探偵・由利麟太郎』(毎週火曜21:00~ ※5週連続放送)で共演することが14日、明らかになった。
同作は、金田一耕助シリーズで知られる横溝正史が世に送り出した、戦後初の本格長編小説『蝶々殺人事件』を含む『由利麟太郎』シリーズを初めて連続ドラマ化するもの。吉川にとって、地上波連ドラ初主演となる。
吉川演じる主人公・由利麟太郎は、元警視庁捜査一課長という経歴を持つ、白髪の名探偵。そんな由利を敬愛し、助手としてバディーを組むのが、志尊演じるミステリー作家志望の青年・三津木俊助。昭和を代表するミステリー作家・横溝正史のおどろおどろしい、奇怪な世界を現代風に新解釈したホラーミステリーを、京都を舞台に描いていく。
今回のオファーに、吉川は「面白い挑戦だなと。普通のドラマをやるなら僕には声をかけないでしょう(笑)」とコメント。「伝統ある東映京都撮影所を拠点として、職人技を持った太秦のスタッフの方々と一緒に、映画のようなスケールとこだわりで撮影できたことに、手応えを感じています」といい、「ちょっと不思議な手触りの作品になっていると思うので、楽しみにしていてください」と話した。
一方の志尊は「やらせて頂く背景で大きかった要因の1つとして、吉川晃司さんとのバディーというところがありました。ミュージシャンとしてのパフォーマンスはもちろんのこと、1人の人間としても、なんてかっこいいんだろう、ついていきたいと感じていた僕の気持ちと、由利麟太郎先生についていきたいと思う三津木くんの気持ちがリンクしているように感じました」と心境を明かし、「撮影を経て、僕と吉川さんの距離が縮まったのと同じように、どんどん近くなっていく由利先生と三津木くんのバディー感もお楽しみに」と呼びかけている。
演出・プロデュースのカンテレ・木村弥寿彦氏は「原作を読んですぐに由利麟太郎は、吉川晃司さんだとイメージしました。白髪の紳士という設定もありますが、由利の冷静沈着でクールに事件を解決する姿は、吉川晃司さんという唯一無二の存在でしか表現できないものがあると感じお願いしました。挑戦的で刺激的で怪奇な世界観を味わうことができるエンタテインメントドラマです!」と胸を張った。