パイオニアは5月13日、カロッツェリアブランドの新製品として、Webブラウザ機能やAmazon Alexaなど、オンライン環境で楽しめる車内エンタテインメント機能が充実したディスプレイオーディオ2機種を6月から発売する。価格はオープン。店頭予想価格は9V型の「DMH-SF700」が90,000円前後、6.8V型の「DMH-SZ700」が税別52,000円前後。
発表されたのは、9V型フローティングモデルの「DMH-SF700」と、6.8V型モデルの「DMH-SZ700」の2機種。「DMH-SF700」はフローティング構造を採用し、1DINのスペースにHD画質の9型大画面を装着できるという。
両モデルとも「Apple CarPlay」や「Android Auto」に対応し、iPhoneやAndroidスマートフォンを接続するだけで、音楽再生やナビ、ハンズフリー通話などを本体のタッチパネルや音声で操作できる。
また、専用アプリ「CarAVAssist」に、YouTubeをはじめとする無料動画配信サービスなどお気に入りのWebサイトをブックマークすれば、同機のディスプレイで高画質・高音質な映像を再生できるという。
さらに、「Amazon Alexa」を搭載し、メディアの音楽再生やラジオ、天気予報、ニュースなどさまざまな機能を音声で呼び出せる。Alexaを搭載した市販ディスプレイオーディオ製品は国内初(同社調べ)。
サウンド面では、「ハイレゾ音源再生(96kHz / 24bit)」やハイレゾ音源をBluetoothで楽しめる「LDAC」に対応。圧縮音源やネットワーク動画、映像ソースなどをハイレゾ音源相当にアップグレードする「マスターサウンドリバイブ」機能も搭載するほか、高音質パーツの採用や徹底したノイズ処理により、クリアで解像度が高い音を実現したという。
映像はHDMI入力(1,280×720p)に対応し、メディアストリーミングプレイヤーの映像を高画質で再生できるほか、USBデバイスやポータブルHDDに保存したフルHD動画の再生も可能となっている。
「DMH-SF700」の主なスペックは、本体サイズ(取付寸法)がW178×D165×H50mm、ディスプレイサイズがW231×D37×H131mmで、重さは1.4kg(ディスプレイは0.7kg)。画面サイズは9型。
アンプ / オーディオ部は、最大出力が50W×4ch。対応オーディオフォーマットはMP3、WMA、AAC、WAVE、FLACなど。対応ビデオフォーマットはH.264、H.263、VC-1、DivX、MPEG4、MPEG2。
Bluetoothのバージョンは4.2、無線LANはIEEE802.11 b/g/n(2.4 GHz)に準拠。付属品は、コードユニット、RCA ケーブル、取付ネジ類、ディスプレイ取付ブラケット、USB 延長ケーブル、USB 変換コネクタ、GPSアンテナ、ハンズフリー通話用マイク、リモコン、リチウム電池(CR2025)など。
「DMH-SZ700」の主なスペックは、本体サイズ(取付寸法)がW178×D87×H100mm、重さは0.9kg。画面サイズは6.78型(VGA)。このほかの仕様は「DMH-SF700」とほぼ共通。