お笑いコンビ・さまぁ~ずの大竹一樹と三村マサカズが、11日深夜に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『さまぁ~ず×さまぁ~ず』(毎週月曜26:21~)で、リモート収録による問題点を語り合った。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リモート収録へと切り替わる番組にも出演しているさまぁ~ず。三村が、「たぶん、今出てるタレントさんみんな思ってると思うけど、ちょっと時差があるじゃない? でも、その時差はオンエアになったら意外と戻ってたり、使われてないところが多かったりもする。だからね、リモートによる反省点が分からない(笑)」とボヤくと、大竹も同意し、「やっぱり、リモート中は我慢する。言いたいことの1割言えるかどうかぐらいの。みんな、全員が待ち。笑いの一瞬のツッコミみたいなことはもう難しい」と振り返った。
これは三村にとっても、「難しい。ツッコんでる間に、お前がたまにボケてるのをパソコン内で発見するの。『~じゃねえか!』と言っている間に進行されたことも」と重大な課題のようで、大竹は「(ある番組で)画面に7~8人、映ってた。誰がしゃべってるか分からないの。少し光ったりするのかな?」「でも、ここまで(挙手)して言うことないじゃん。何も。言うことないから、結局みんなやめちゃう」とも指摘する。「そう考えると、テレビでしゃべってるほとんどのことって無駄なことなのよ」と笑い飛ばす三村に、大竹は「結局、そういうこと言っちゃうと、いらないということになっちゃうから」と苦笑した。
そして三村が、「俺らみたいな枝葉芸人はさ、枝葉で暮らしていかないといけない。基本、『さまぁ~ず×さまぁ~ず』なんて、なくていいのよ(笑)」と断言すると、スタッフも爆笑。「ありがたいよね、本当に。極端に言うと全部そうだよね」と同調する大竹に、「そうだよ。俺らのやってる番組、全部そう。枝葉しかない。ただ、枝葉が美しいんだよね」と三村は笑顔を見せた。
「見せたいVTRだけ見せればいいんだろうね。ただ、情報だけになっちゃう。笑いっていうのは、ほぼ枝葉でしょ。やらなくていいんだから。枝葉のまま十数年、この番組やってるわけだから」と改めて実感した様子の大竹。三村が「雑談しかしてない。雑談ができない社会は嫌だ(笑)」と不満を漏らすと、大竹は「こんなに人と長時間しゃべるのも久しぶり」「だから、この番組良いと思う」とうれしそうに話していた。