東京都は5月12日、都内企業のテレワークの導入に関する緊急調査の結果を発表した。調査対象は従業員30人以上の都内企業。都は同様の調査を2019年12月、2020年3月にも実施しており、各月の調査結果を比較している。3月の回答数は400社、4月の回答数は394社。
4月のテレワーク導入率は62.7%と、3月時点の調査(24.0%)に比べて2.6倍に上昇したことがわかった。
4月にテレワークを実施した社員は平均約5割(49.1%)となった。12月時点では、平均約2割(15.7%)だったとのことで、テレワークを実施する社員が大幅に増加した。
1カ月の勤務日(約20日)においてテレワークを実施した日数については、 4月は約6割となる12日(12.2日)で実施したことがわかった。 3月は4.2日、 12月は1.2日であり、 12月と比べると約10倍に増加した。
従業員規模別に導入率に関しては、企業規模が大きくなるにつれて、導入率も高くなっている。300人以上の企業は約8割がテレワークを導入済みであり、30人~99人の企業は54.3%だが、3月と比べると、2.8倍となっている。