箱根登山鉄道は、昨年10月の台風19号による被害で運転見合わせが続いている箱根湯本~強羅間の運転再開に向け、試運転を5月11日から開始した。
箱根湯本~強羅間では、台風19号にともなう大雨で倒木や線路への土砂流入、斜面崩落による橋梁流失などの被害が各所で発生。現在も運休が続いている。
運転再開に向けた復旧作業は順調に進んでおり、今年7月下旬に運転を再開できる見込みに。5月11日から始まった試運転では、箱根湯本駅から大平台駅付近まで(大平台駅には進入しない)、日中時間帯におおむね1時間に2本程度走行し、鉄道施設の機能確認などを行うという。今後も復旧作業の進捗状況に合わせ、試運転区間を順次延長する。