ソニーは、Dolby AtmosやDTS:Xに対応し、臨場感あるサラウンドを楽しめるサウンドバー「HT-G700」を6月13日に発売する。3.1chバースピーカーとサブウーファで構成し、価格はオープンプライス。店頭価格は税別60,000円前後。
大画面化が進むテレビに合わせてバーチャルサラウンド技術を最適化し、コンテンツへの没入感を向上させるため、独自のバーチャルサラウンド「S-Force Pro Front Surround」と、アルゴリズムを進化させた「Vertical Surround Engine」で音場を拡大。
バースピーカーは3.1chだが、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)やDTS:Xの音声が持つ、高さ方向の音場も仮想的に再現する。テレビ番組などの2ch音声も3次元サラウンドで聴ける。
ユニットはフロント用が45×100mmのアコースティックサスペンション型フルレンジ×2基で、さらに同型のフルレンジ1基をセンタースピーカーとして搭載。これにより音像の定位感を向上させ、コンテンツのセリフや人の声を聞き取りやすくした。
サブウーファはバスレフ型で、大容量化して低域の重低音再生に特化。中高域から低域を再生するバースピーカーとあわせて、クリアで聞き取りやすく、かつ迫力の重低音との両立を実現した。無線接続に対応する。
デジタルアンプS-Masterを内蔵し、出力はバースピーカーが100W×2ch(フロント用)+100W(センター)。サブウーファが100W。
バースピーカーの本体前面には有機ELディスプレイを搭載し、音量や入力ソース、3次元サラウンドのオン/オフ、サウンドモードや音声情報を文字表示できる。
背面にはHDMI入出力を各1系統備え、HDCP 2.2/2.3と18Gbpsに対応し、4K/HDR(HDR/Dolby Vision/HLG)映像をパススルーできる。eARC(Enhanced ARC)もサポートし、ドルビーTrue HDやDolby Atmos、DTS-HD MasterAudio、DTS:Xなどの音声をHDMIケーブル1本で、eARC対応テレビからサウンドバーへ伝送可能。eARC対応テレビをハブとすることで、Ultra HD Blu-rayプレーヤーやセットトップボックス(STB)などのサラウンド音声もサウンドバーで聴ける。
HDMI以外の端子は、光デジタル音声入力×1。Bluetooth 5に準拠し、スマートフォンなどの音声を受信してワイヤレス再生できる。コーデックはAAC、SBCに対応する。NFCには非対応。このほか、ファームウェアアップデート用のUSB端子も備えている。
外形寸法と重量は、バースピーカーが約980×108×64mm(幅×奥行き×高さ)、約3.5kg。サブウーファが約192×406×387mm(同)、約7.5kg。リモコンやHDMIケーブル(4K/60p 18Gbps対応)、電源ケーブル、壁掛けガイドが付属する。