東急電鉄は11日、大井町線・田園都市線のダイヤ改正を2020年6月6日に実施すると発表した。夕夜間における大井町発長津田行の急行の運行時刻を変更するとともに、有料座席指定サービス「Q SEAT」の運行本数を10本に増やす予定としている。
有料座席指定サービス「Q SEAT」は現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う利用状況を踏まえ、サービスを当面休止している。ダイヤ改正後、「Q SEAT」の運行本数を休止前の5本から2倍の10本に増やす予定だが、サービスの再開時期と運行本数拡大の時期は今後の状況等を考慮しながら決定し、改めて運行時刻表とともに発表するとのこと。
夕夜間に大井町線・田園都市線を直通する大井町発長津田行の急行は現在、平日において大井町駅18時12分発から同駅23時10分発まで計13本運転されている。6月6日のダイヤ改正で運行開始時刻が繰り上げられ、大井町駅を17時30分に発車する長津田行の急行が設定されるほか、大井町駅を18時台に発車する長津田行の急行を現行の1本から2本に増やす。一方、大井町駅を20時台に発車する現行の急行は4本とも長津田行で運転されるが、このうち2本を溝の口行に変更。ダイヤ改正後も夕夜間の大井町発長津田行の急行は計13本の運転となる。
その他、田園都市線と相互直通運転を行う東京メトロ半蔵門線・東武スカイツリーラインも同日にダイヤ改正を予定しており、これにともない田園都市線の一部列車で時刻・種別・行先・待避駅の変更が生じる。