西武鉄道は11日、土休日の特急列車と有料座席指定列車「S-TRAIN」「拝島ライナー」、平日の特急列車の一部を5月16日から当面運休すると発表した。通常ダイヤへの復帰は社会経済活動の回復状況に応じて行われ、決定の際は改めて告知される。
同社は新型コロナウイルス感染症の影響で利用者が減少していること、直近の利用状況と社会情勢などを踏まえ、5月16日以降に運休する列車を発表。土休日は池袋線・西武秩父線の特急ラビュー(全58本)と「S-TRAIN」(全5本)、新宿線の特急レッドアロー(全50本)と「拝島ライナー」(全6本)をすべて運休とする。「拝島ライナー」の運休にともない、小平~拝島間にて同時刻で各駅停車が運転される。
平日は特急列車が一部運休に。池袋線・西武秩父線の特急ラビューは下り28本中10本、上り28本中11本を運休とする。新宿線の特急レッドアローは下り27本中10本、上り29本中11本を運休とする。平日の「S-TRAIN」「拝島ライナー」は運休せず、全列車を運転する。
運休列車の特急券や座席指定券の払戻しに関して、駅またはJTBで特急券を購入した場合、特急券を西武線各駅(JTBで購入した場合は購入店舗)に持参することで、無手数料にて払戻しを行える。駅で購入した座席指定券は、西武線各駅(「S-TRAIN」の座席指定券は券面区間内の駅)へ持参すると、無手数料にて払戻しを行える。払戻し期間は緊急事態措置の実施期間の最終日翌日から起算して1カ年以内。「Smooz」でネット購入券を購入した場合、運行予定日の翌日以降に自動的に積立ポイントとして返却されるため、購入者が手続きを行う必要はないとのこと。