オーディオテクニカは、アナログ盤を高音質で楽しみたいユーザー向けのターンテーブル「AT-LPW50PB」を5月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は税別50,000円前後を見込む。
ピアノブラック仕上げの木製キャビネット(高剛性MDFシャーシ)を採用した、ベルトドライブ方式のレコードプレーヤー。1月の「CES 2020」で海外発表されており、今回国内での発売日や価格などが正式に決まった。
安定した回転を保持するスピードセンサーを備えた高精度DCモーターと、制振設計を施したアルミニウム合金ダイキャスト仕上げのプラッターとラバーマットを採用。回転数は33/45回転に対応する。
油圧式アームリフター付きのストレート型トーンアームは、軽量で高強度なカーボンファイバー素材を採用。調節可能なアンチスケート機構も備えている。
付属のカートリッジは、自社製VM型「AT-VM95E」の特別カラー仕様(ブラック)で、ヘッドシェルにはAT-LPW50PB専用の「AT-HS4」を搭載する。
カートリッジは「AT-VM95シリーズ」と互換性があり、別売の交換針に換えて音の違いを楽しんだり、高音質を追求することもできる。
付属のACアダプターで動作し、外部電源方式によりノイズの少ない回路設計とした。フォノイコライザーを内蔵し、PHONO/LINE出力を選択できる。
本体サイズは420×340×126(幅×奥行き×高さ)mm。重さは5.56kg。ダストカバーとダストカバーヒンジ、EPアダプター、長さ約1mのオーディオケーブルなどが付属する。
フォノイコライザー「AT-PEQ30」
アンプやアクティブスピーカーなど、PHONO入力端子を持たない機器でもレコードが聴けるようになるフォノイコライザー「AT-PEQ30」を5月下旬より発売する。価格は税別22,000円。
【訂正】記事初出時、AT-PEQ30は5月15日発売としていましたが、オーディオテクニカが「5月下旬予定」に延期したため、発売時期を訂正しました。同社は「製品出荷前の最終検査において再検査の必要性が判明したため」と説明しています。(5月13日13時45分)
VM(デュアル・マグネット)型、MM(ムービング・マグネット)型、MC(ムービング・コイル)型のカートリッジが付いているレコードプレーヤーに対応し、フロントスイッチで各カートリッジに切り替えられる。入力インピーダンスはMMが47kΩ、MCが120Ω。入力感度はMMが4.5mV、MCが0.28mV。
⾼⾳質FET⼊⼒により低ノイズを実現した、本格的なNF型フォノイコライザー回路を搭載。「優れたRIAA特性で高いパフォーマンスを発揮する」としている。本体は金属製で、アルミ削り出しフロントパネル、金メッキコンタクトなど、低ノイズ・最⼩歪みのための⾼品質パーツを、それぞれの⾳響特性に応じて最適なレイアウトでまとめた。
付属のACアダプターで動作し、消費電力は2.5W。本体サイズ(突起部除く)は197.5×125.5×47mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約890g。